Ototonari

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Ototonariは,アドホックネットワークを利用したサウンド生成を目的とするPervasive Gameである.ユーザは,実空間上のプレイヤ同士のproximityによりサウンドを生成できるだけでなく,その場に生成されたサウンドを保存できるため,次のゲームに参加する別のプレイヤと情報を共有することができる.後にゲームに参加するプレイヤは,場所に残された別のプレイヤのサウンドを視聴することによって,自分自身の行動に変化を起こすことが示された.本作品は,愛知万博2005 IT実証実験用作品として制作された 国内初のPervasive Gameであり,実空間への制作物の保存と継承については,世界にも例を見ない試みであった.

実世界ゲーム, 2004 – 2006

徳久悟: コンセプト / デザイン
井口健司,大久保創介,丹羽善将,根津智幸:プログラミング

学術論文

徳久悟,井口健司,大久保創介,丹羽善将,根津智幸,稲蔭正彦.
OTOTONARI:ユーザの協働行為と経験の保存に基づくPervasive Game.
情報処理学会論文誌「情報処理技術のフロンティア」特集号,Vol. 46, No.7, June, 2006.
[PDF](sorry, only Japanese)

国際会議

Satoru Tokuhisa, Kenji Iguchi, Sosuke Okubo, Yoshimasa Niwa, Tomoyuki Nezu and Masa Inakage.
OTOTONARI: A Pervasive Game of Sound Composition based on Users’Collaboration.
Future Play 2006, London, Canada, 10-12 October, 2006.
[PDF]

Satoru Tokuhisa, Kenji Iguchi, Sosuke Okubo, Yoshimasa Niwa, Tomoyuki Nezu and Masa Inakage.
OTOTONARI: Mobile Ad Hoc Pervasive Game that develops a regional difference.
Cyber Game 2006, Perth, Australia, 4-6 December, 2006.
[PDF]

展示

愛知万博 2005, 愛知, 23 June and 8 July, 2005.

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